社会人バンドに参加
W兄弟との付き合いを通じて社会人のバンドと知り合った。いきさつは忘れてしまったが、W兄弟の練習場所(工場の2階)へある日突然社会人の人がやってきた。人が集まると当然演奏会でもやるかということになる。この社会人メンバーは労働組合がらみで集まった人たちであった。昔の労働組合は大変力が強く、また結束力も高かった。そしてその結束力を維持向上させるために、色々なイベントを行い組合員の集客動員を図るようなことを日常茶飯事行っていた。こうした労働組合つながりのメンバーと一緒に演奏をすることになった。よく参加したのはいわゆるダンスパーティーと呼ばれるイベントだった。ダンスパーティーと言っても格調高いソーシャルダンスではなく、ゴーゴーダンス(と言っても今の人はわからないだろうな・・)を中心としたディスコ音楽だった。今も思い出すのはテキーラというラテン音楽で、最後に皆で「テキーラ」と叫んで終わる曲だった。この曲はラテン音楽だが、その他ロックンロールや管楽器を入れた種々の曲を演奏した記憶がある。ほとんどの曲が8ビートで単調だったがダンス音楽としては適していたのだろう。メンバーも入れ替わり色々な人がやって来た。ギター、ベース、ドラムスなどの基本メンバーはW兄弟、G楽器店からIさんと私、そして社会人メンバーの代表だったHさんで、エキストラにトランペット、フルート、歌い手などが参加した。私自身はこのバンドでエレキ楽器が自己主張すると回りの音が聞こえなくなること、ふだん聞こえないベースがリズムキープに重要なこと、大音響で演奏するには度胸と技が必要なことなどを学んだ。
