オランダ道路事情

 オランダへ行って道路も最先端技術を使っていることに驚かされた。まず一つは速度違反の自動検知だ。日本でも速度検知機は高速道路に設置されているが一般道にはほとんどない。また日本の高速道路でスピード違反してもよほどオーバーしていないと捕まるケースは少ない。しかし私はオランダへ来た早々にスピード違反に2回捕まってしまった。しかも同じ場所でだ。オランダでは一般道にも自動速度検知機が設置されており、違反があると写真で車のナンバーが撮影される。しかも厳しいのは速度がわずか4Kmオーバーとかいうレベルだった。日本なら10Km未満のオーバーは速度検知機の誤差も考慮して違反の判断をされることはほとんどないが、オランダでの私の最初の2回の違反は確か5Km未満のオーバーだったと思う。オランダ人では警察や権力を持った人は一般人に対して大変厳しくあたる。この事件以来私は高速道路でも一般道でも注意して運転するようにしていたが、最終的には1年間の滞在で3回のスピード違反を受けることになった。またこの自動化は道路での快適運転に寄与していた。感心したのは交差点の車検知だった。例えば日本の場合、交差点に車が止まっていようがいまいが交差点の信号は一定時間で青→黄→赤を繰り返す。しかし私の暮らしていた街では、どうやら交差点に車があるかどうかをセンサーか何かで検知していて、車が止まっていない間はその道の信号は赤のままで、直行する道路の信号はずっと青のままになっている。そして車が来るとセンサーが作動して信号が変わることになる。このため早朝などはずっと青のまま走行できる快適なドライブが楽しめた。

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