人がやってくれることはやらない
皆と同じことをやると安心できるという人が多い。例えば皆が注目していることをやると自分もその注目の輪の中に入れるような気がするのだろう。しかし私はどちらかというと皆が注目していることには入らないようにしてきた。理由は最初に注目した人はその道の第一人者で、その人より深くその内容を熟知し新たな考察を行うのは至難の業だと思ってしまうからだ。そんな事ができないなら始めからやらない方がましだと思う。技能/技術関係のレベルアップは顕著である。私は不器用で何をやらせても呑み込みが悪く、人並みに技能/技術を身に着けるのに時間がかかる。そのため避けて通れない事なら時間をかけて苦労して覚える努力もするが、可能ならそういうことは得意な人に任せて自分がやった方が良い仕事に力を振り向けるようにしてきた。人間誰でも自分の好きな分野や得意な分野というものがある。仕事は可能な限りそういう分野で勝負できる方がストレスも感じないし楽しんでできる。例えば私の得意なこととして、「誰がその仕事をうまくできるかを予測する」才能があると思っている。人脈というほどではないが人間観察を積み上げてきた結果である。そして自分のルートで見つけた「うまくやれる人」と一緒に仕事を早く円滑に進めるのが最善だと思ってしまう。また私は現場を人より見ている。色々な問題に対して判断するが、現場を何度も見ていることは判断ミスを最小にすると信じている。またよく現場を見ていると神様?が頭の片隅でささやくことがある。こういう時は神様に従うようにしている。生まれつきの不器用のせいで、自分なりの処世術を作り上げられた。
