営業活動?をする
会社は使命と目標が必要だと考えてサラリーマン生活をやってきて、新たな会社でもこれらを明確にすることができた。使命は実情に即していたし、目標を達成するためのノウハウも準備されており、かつ進捗が見てとれるような環境にあった。この状況であれば遊んでいても?成果は出ると思ったが、遊んでいるわけにはいかないので、何か一つでも二つでも会社の成果に貢献する行動を起こそうと思った。その中で私が昔からあった考えは、どんな仕事でも必ずステークホルダー(利害関係者)というものがいて、彼らとどのように接触していくかが重要だというものだった。例えばこれまでやってきた製造販売の仕事では、外部においては客先や官公庁は重要な利害関係者と言えたし、工場関係では従業員や労働組合や地域住民や原材料や備品を納入する業者も利害関係者だった。そして私はこうした利害関係者に対しては、重要度にしたがって高い方から必要に応じて接触を行い、自分たちのビジネスに有利になるような交渉をこれまで行ってきた。こういう観点に立って今回入社した会社の利害関係者を考えてみた。私たちの会社は障害者雇用を行う会社なので、障害者を紹介してくれる支援学校や支援機関は重要な客先のようなものだった。そこで敢えて会社の皆には「営業活動」という言い方で、主要な学校や支援機関を私自身が回ってみようと考えた。聞いてみると過去この会社のトップが直接に学校や支援機関を訪ねたことはあまりないようなので、会社をアピールする良い機会ととらえて行ってみることにした。併せて学校がどのように障害者と触れ合っているかも知ることができた。
