イントラネットで宣伝する

 会社の内側の利害関係者に対しては何をするの?という悩みが出てきた。会社の内側の利害関係者とは、我々の会社の従業員や親会社の従業員だ。特に親会社は実際に障害者が仕事をするのを許可してくれる重要な利害関係者と言えた。そこで過去親会社に対してどのような働きかけをしてきたのかを内部でヒヤリングしてみた。まず一つは雇用する障害者の数を増やせという号令がかかった時に、色々仕事を提案しそれが現在実っているものが多くあるという事実がわかった。ただこの取り組みはその時にがんばった人の熱意に負っている部分が大きく、会社として組織的に体系づけられたやり方ではなかった。もう一つは親会社側への我々の活動のアピールをどのように行ってきたかだが、障害雇用を扱う我々の活動があまり親会社の社員に理解されていないという意見が多かった。そんなことからどうやって親会社に我々の活動を広くアピールするかを悶々と考えていた。そんな折、世間で一種の流行り病のような集団感染するコロナウイルスが蔓延した。そして親会社は出勤人数を減らして会社内での感染を抑えるとともに、IT手法を用いてリモートで仕事ができるような仕組みづくりを採用するようになった。私はこの流れに乗ろうと思った。ちょうど私は自分の会社のアピール材料として、会社紹介ビデオを作成していたが、これを会社のイントラネットを利用して拡散することを考えた。結果的には私の在任期間に2本のビデオを出すことができた。不特定多数の人にアピールする方法として、SNSをはじめとするIT手法の効果は群を抜いている。小さな会社が一矢報いる技として今後ともに有効な方法だと思った。

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