バス釣りはできなかったが・・

 米国に行ったら音楽を聴く以外にやりたい事があった。それは本場アメリカの湖でバスフィッシングをやることだった。元々ブラックバスは皇族が米国より食用魚として輸入した魚だったが、あまり食用として流行らず、また日本の水質や気候が合っていたためだろうが、日本のあらゆる湖・沼・川で繁殖し在来魚より強い立場になってしまった。同時期に輸入されたブルーギルという魚と並んで2大外来魚として問題視されている。しかし輸入元のアメリカではそんな事にはお構いなく、ゲームフィッシングの対象魚として皆から愛される魚となっている。そこで米国へ移るなりすぐに有名なバスレイクへ行ってみたが、日本のように岸から竿を出すなどという雰囲気ではなく、大型のボートで広い湖にいる魚を求めて動き回るという釣りのイメージだった。実は会社にフィッシングクラブがあって、そこからも一緒に行かないかと誘われたが、何かの理由で参加できず仕舞だった。それでも現場へ行くとよくこの話題で盛り上がった。私が米国のバスフィッシングの雰囲気を肌で感じることができたイベントは2つだった。一つは近くの有名な湖に夕方行って、表彰イベントを見ることだった。トレーラーにバスボートを引かれてやって来る釣り人が、ボートから大きなバスを誇らしげに見せる姿はかっこよかった。またよくわからなかったが、インタビューを受けて何か釣りのうんちくを語っているのも本場らしかった。もう一つはバスプロショップで釣り道具やボートを見ることだった。さすが本場は日本にないような珍しいルアー(疑似餌の事。バスは疑似餌でだまして釣る)が見られた。

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