上を向いて歩こう
外国で日本の曲の中で最も歌われるのが「上を向いて歩こう」という曲だ。この曲は元々坂本九という人が50年ぐらい前に歌った懐メロだ。ただこの曲がすごいのは、当時のアメリカのヒットチャートで1位を獲得した曲だということだ。ウイキペディアによれば、この曲は1961年にリリース後、1963年に日本、米国両方で大爆発して当時から今に至るまで何度もリリースが続いた曲だ。1963年には、日本のミュージック・ライフで1位、全米ビルボードで3週連続1位、全米キャッシュボックスで4週連続1位、1963年度の全米ビルボードで年間13位、その他全英、全豪、カナダ、ノルウエー、ドイツなどで高位の成績を収めている。この曲の歌詞は失恋した若者が、涙が流れないように上を向いて歩くという切ない恋愛を表した曲だが、何故か米国では日本人が歌うことから「SUKIYAKI SONG」と呼ばれることになった。またその後30名を越える日本のプロ歌手がこの曲をカバーしている。私も何度かこの曲を演奏したことがあった。この曲は旋律が単調なのだが、それだけに好き勝手に?和音を付けて演奏してもあまり違和感がなく、和音の付け方次第で全く違う味わいの曲になる所が魅力的な曲だと思った。実はマレーシアの工場で、2年に1回アニュアルディナーという全従業員とその家族で楽しむ集まりがあったが、そこでマレー人と日本人合同ということでマレーシアの曲と日本の曲を演奏したが、日本語の曲は文句なくこの上を向いて歩こうになった。何と歌い手のマレーシア人はこの曲の歌詞を知っていて何の日本語発音練習も不要だった。
