音楽の思い出を文章で残す
町内会でバンドを始めた時、何となく皆さんとその家族へのメッセージとしてA4数枚の「バンド進捗状況」のような文章を出すことにした。何故そうしようと思ったかの明確な記憶はないが、今から思うとその「進捗状況」は、文章で私の思っていることを皆さんに確認してもらう「申し送り」であったり、共有感を高める「共有ノート」のようなものを都度メンバーに出しておきたかったという気持ちがあったからだと思う。思えば私は仕事と趣味にあまり境目がなく、仕事をするように趣味を行いたかった。きっと進捗を確認し合って、まずい点を修正して、また見直していくといういわゆる仕事で使うPDCAのようなことをバンドでもやりたかったのだろうと思う。当時はまだ皆がメールを自由に扱う時代でなかったので、毎週家のプリンターで数軒分の文章を印刷して、それを各家へポストインしていた。今なら携帯で送れるようなものだが・・。またこの文章はバンド練習終了後に延々と行われる飲み会のネタにもなった。あの時の演奏はどうだったとか、腕が悪いのにむきになって演奏したなとか、観客が良かったとか悪かったとか色々な反省や提案にもつながったと思う。こうした文章に何かを残す癖は、その後20年ぐらい経った今でも続いていて、事実こうやってブログで音楽や仕事の事を残しているのもその癖が続いているからだと思う。
