なかなか決まらない高齢者の就職
40年勤めた会社を退職して3ヶ月ほど遊んだ後就職活動を開始した。初めはアルバイトなんだから簡単に仕事が決まるだろうと思っていた。しかし1件目の24Hrスーパーを落ちてから惣菜屋の盛り付け、スーパーの弁当の盛り付け、ホテルの清掃業務などことごとく不採用になるに至って本当にシニアの就職はできるのかと疑心暗鬼となってしまった。採用に際して面談まで行ったのは最初の24Hrスーパーだけで、後は書類審査段階で落とされた。アルバイト求人チラシには「シニア大歓迎」とは書いてあるが、どうも戸籍年齢のせいで採用に至らないのではないかと思うようになった。そしてついには本当に高齢者がやっているスーパーのカート集めや道路工事での旗振り係のような仕事でも探すかという所まで追い込まれた。しかしネットのシニア採用事例を見ると高齢者の多くの人がそれなりの仕事に就いていた。それならばもう一度採用に至る方法はないかと考え、「シニア応援」とか「シニア歓迎」ではなく、「年齢不問」が名言されている仕事のみに絞ることにした。実はその後決まった仕事は、その中から選んだ一発目の会社だった。その会社は名前の売れた有名な会社で、その会社の店舗が品出しや内勤の作業の応募をしていた。パソコンで応募するとすぐに電話が来て〇〇日に来るように連絡が入った。その時に「年齢不問ということで応募したが、65才でもOKか?」という質問をしたが「当社は年齢での採用/不採用は行っていません」ということだった。その後面接で同じことを店長さんに質問したが、「当店では60代以上が5名働いています」との事だった。そうかこういう会社もあるんだ。
