ITの活用1

 そうこうして何とか再就職にこぎつけた。随分緊張して入社第1日目に臨んだが、そこで驚いたのはITの活用だった。まず出退勤だが、前の会社では出退勤は勤務終了後~毎月末までに所定の勤務ソフトを開いて打ち込むことになっていたが、この会社は勝手が違っていた。多くのアルバイトを抱えているこの会社は、その日の各人の出退勤がその日に明確になるように決められていた。アルバイト社員は、全員が勤務用携帯電話を持たされ、仕事が始まる1分前に「出勤」を打ち込み、休憩中は「休憩入り」「休憩終了」を打ち込み、仕事が終わると「退勤」を打ち込んでから帰ることになっていた。またこの打ち込みはちゃんとカメラが撮影している場所で打ち込むことが義務付けられており、他人が出勤を打ち込んだり、架空の早出残業を計上することができない仕組みになっていた。これに比べると以前勤めた会社は随分出退勤管理が甘かったなあと思った。また退勤前1Hrと30分には携帯から連絡が入り、残業等でどうしても勤務時間オーバーになる場合に上司へ報告することが義務付けられていた。また勤務時間に応じて休憩時間が細かく設定されており、携帯からのアラートで、「〇〇時XX分を越えると、△△分以上の休憩を取って下さい」という連絡が入り、サービス残業や休憩未達勤務のような事が起こらないようにされていた。世間で言われる多くのブラック企業が見習わないといけない配慮がされていて好印象を受けると同時に、結構こまめに携帯で色々な情報を入れないといけない煩わしさも感じた。

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