人種差別の今と昔

 20代前半で初めて米国に一人旅をした。アメリカ人のフレンドリーな感覚はその当時も今も大きく変わっていないと思うが、人種差別についてはかなり改善されたような気がする。私が20代前半でアメリカへ行った時は、私は西海岸から東海岸まで約1ヶ月キャンプをしながらバスで各地を回るツアーに参加した。その際キャンプ地で色々なアメリカ人にあったが、朝歯を磨いたり顔を洗いに行く際に皆がおはようの挨拶をしていたが、私がおはようの挨拶をしても返事もくれないような米国人が結構いた。やはりどこか黄色人種はジャップと思われていたのかもしれない。また私がM&Aで米国に仕事に行ったのは2017年頃だが、遡ること30年前ぐらいに会社は別の米国の会社を買収し、何人かの駐在員を日本から送っている。この当時に駐在員として派遣された人たちに話を聞くと、行った日本人は上司の立場で迎えられるはずだったにもかかわらず、オフィスも準備されず、ろくなもてなしもされなかったという話を聞いた。一方私が欧州~米国に2,3年いた2010年代半ばにはそういう嫌な思い出は全くと言っていいほど感じなかった。この点やはり世界はグローバル化されて、たとえアジア人が会社のトップであっても、内心どう思うかは別として、上下関係はしっかり守って仕事をすべしというルールが徹底されるようになっていたのだろうと思う。勿論欧米人も自分の仕事にプライドを持っており、仕事のやり方で種々のいさかいはあったが、仕事上のいさかいは日本でも同じだし仕方ないことだろう。

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