安全第一だが・・

 安全第一に関して、商品以上にお客様や社員を守るという観点では、以前勤めていた製造会社と比べて高いレベルを感じたが、逆に一般の製造会社と比べやや劣る面を感じる所もあった。それは重量物運搬に関する内容である。製造会社の場合、はっきりとした記憶はないが、多分30Kg以上の物品を運ぶ場合は、何かの運搬治具を使用することが義務付けられていたと思う。また重量物と腰痛に関する因果関係を明確にして、安全体操の義務付け、治具やホイストの使用の義務付け、複数名での作業手順というものが明記されていた。ところが、今回入社した会社にはそういう安全作業手順を明記したものが身の回りにはなく(実際はあって私が見つけられなかっただけかもしれないが、少なくとも社員が日常的に目を通すような書類は見当たらなかった)重量部運搬作業について全員が深く理解をしているという感じではなかった。どちらというと「重い商品を扱う場合はパワーヘルプを呼ぶ」というあいまいな指示があるだけで、一人で行う場合もあった。私の場合は自分の決めとして35Kg以上の商品を自分の身長以上に持ち上げる場合は、他の男性社員のヘルプを依頼したし、50Kg以上ならヘルプを要求した。しかし20~30Kgの部材の運搬にはいちいちヘルプをしたかことはなかった。また会社は社員の出勤時間がバラバラであったため、そろってラジオ体操を行うことはなかったが、自助努力として私は前の会社から40年近く続けてきたラジオ体操を行って体を馴らしてから仕事に入るようにした。昔の会社で習った習慣で怪我をしないように気をつけるようにした。

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