管理職メンバーの入れ墨

 日本の入れ墨というのは昔はやくざ者が入れるものと決まっていたが、最近は若い人でファッション代わりに入れ墨を入れる人が増えていると聞く。同様に外国はより顕著で闘うスポーツ選手の中には入れ墨を入れているボクサーやプロレスラーやサッカー選手などが増えてきている。私が欧州に滞在していた頃、私はオランダと英国の管轄をしていたが、英国の工場に入れ墨を入れた管理職が入ってきた。英国人は普通に付き合っているように見えたが、日本人は考えが古いのかもしれないが、異常な感じがした。やはり日本人の頭の中には、入れ墨は反社会的な人種が入れるものであり、仮に若い人が入れていたとしても管理職のような人から模範とされるべき人が入れるのはいかがなものかという一般的な?常識があった。英国工場は米国から移住した人が工場長をしていたので、この点について質問をしてみた。彼の答えは「確かに入れ墨はかつてはギャングスタ―が入れているとイメージはあった。しかし若い人の間では半ばファッション化してきており、眉をひそめるような話でもなくなっている。実際今は世界中にTattooショップが見られるではないか?」というものだった。まあ彼の立場からすれば、採用した側なので自分の行動を正当化する意味もあったと思う。確かに日本と比べれば入れ墨をする若者は欧米には多いが、少なくとも私がいた欧米5工場の管理職で目立つ入れ墨をしていたのは彼一人だった。これからの時代は見た感じよりその人の内面の実力が重視される時代になるのかもしれないが。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA