ルート66はどこを走る?

 私が大好きなJazz Bluesの曲の一つにRoute 66という曲がある。軽快なブルースコードに乗ってアメリカの北部からカリフォルニアまでの代表的な都市の名前が次々と挙げられる歌詞を初めて聞いた時、まさに良き時代のアメリカを感じた。アメリカに駐在した頃、「ルート66はどこを入っているの?」と聞いたが、ほとんどのアメリカ人は答えることができなかった。そこでルート66を調べてみると、現在の州間高速道路が開通するまでの旧国道の一つであるとのことだった。シカゴを起点にカリフォルニア州のサンタモニカまでの3755Kmに渡って作られた道路で、州間高速道路の発達により1985年にその役目を終えている。時代背景から言うと、暴力的な大都市シカゴから、その後発展していく西海岸の代表都市ロスアンゼルスまでアメリカの北部から中西部、西海岸を繋ぐという意味で、当時はアメリカを象徴する道路であったと言っても過言でないと思う。残念ながら私にはこの道路の明確な思い出はない。しかし私が初めてアメリカに一人旅をして、ロスアンゼルスからニューヨークまでバスツアーに参加したのが、1975年頃なのでひょっとしたらその一部を通っていたかもしれない。歌詞は「車で西へ行くならルート66がおすすめだぜ。風が吹き抜けるシカゴからロスまでの2000マイル以上のハイウエーを楽しめるぜ。」といった単純な歌詞だが、後半の歌詞でセントルイス~ジョプリン~オクラホマシティー~アマリロ等々都市名がたたみかけるように出てくる。そして最後に「こんないい時期の旅に行ってこいよ。カリフォルニアへ行くなら楽しめるぜルート66」で終わる。

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