学び直し
リスキング(学びなおし)という言葉が首相から出るようになった。たしかにこれからの時代は一生に一つの仕事ではなく、一生に数職種の仕事をやっていくことになるかもしれない。その為には機会を見つけては、常に学びなおす癖をつけなさいということかもしれない。しかしむやみに学びなおしといっても何を学ぶかはよく考えてやらないといけない気がする。例えば資格を持っていると将来コンサルタントなどの仕事に就きやすいと考えてFP(ファイナンシャル・プランナー)や司法書士の資格を取ろうと努力する人がいる。しかし最後自分はどんなふうに生きていきたいと考えた時に、その資格がその姿に合ったものになっていないといけないと思う。ただ流行りだからとFPの資格をとっても、結局自分がなりたい姿に合致しないと、ただの宝の持ち腐れになってしまう。また語学は一つの武器にはなると思うが、これももう少し時代が経つと、同時自動翻訳機のようなものが、外国人との会話をスムーズにするようになるかもしれないので、いずれ不要なものになるかもしれない。が、一方人間同士の付き合いは無味乾燥な翻訳機では補えず、最後は自分の口から発した言葉が決め手になる場合もあるかもしれず、何とも言えない。私の場合は65才を越えて最も得たかったものは、一定の体力と気力だった。死ぬ最後の最後まで自分を支えてくれるのは自分の体力と気力だと思ったので、行ける所まで行くつもりで敢えて体を壊さない範囲で体力強化をしようと思った。あと一つはボケないようにする工夫だが、自らに直面する色々な事件に目をそむけず真面目に解決方法を考え続けることかなと思っている。

学び直し(リスキング)