月4回のマレーシア航空でのフライト

 ビジネス部門のトップにいた頃は、月に日本―マレーシアを2往復、つまり4回のフライトをしていた。理由は月の前半に会社全体の会議と製造関係の会議に参加し、月の後半に営業関係の会議と日本の客先への出張を行っていたからだ。おかげでマレーシア航空にとって私は大のお得意様になっていた。チケットは会社とマレーシア航空との契約で最安値のエコノミー席のチケットではあったが、何と言っても毎月4回も乗っているので私個人の支払い対象額も結構なものとなる。ある時からマレーシア航空は業績向上の一環として、上客への挨拶をするようになったが、私はエコノミー席にいたにもかかわらず、いつもシニアパーサーが私の席に来て、「毎度マレーシア航空をごひいきにしていただきありがとうございます」といったニュアンスの挨拶をしてくれた。またマイレージも当然ながらどんどん増え、最初のブルー(一般)→シルバー(搭乗優先サービス)→ゴールド(+特別ラウンジ使用可)→プラチナ(+ファーストクラスラウンジ使用可)とランクは上がっていった。特にラウンジは大変便利でここで毎回無料の食事をしてから搭乗することができた。またマイレージは同じグループのエアラインで共通して使用することができたが、マレーシア航空はJALなどが属しているワンワールドに属しており、マレーシア以外の出張でたまたま使ったエアラインでワンワールドのマイレージを有効に使うこともできた。また最上級のランクに上がってからは、時々友人を無料でマレーシアに招待したり、夜行便を寝心地の良いビジネスクラスにしてもらうこともできた。

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