青春時代のファッション3,ベルボトムジーンズ
私の青春時代に流行ったファッションの3番目はベルボトムジーンズだ。ベルボトムというのは下がベル(鈴)のように広がっていて、別名ラッパズボンとか呼ぶ人もいた。私の中でこのベルボトムがかっこよかったのは、背の高い男性や細身の女性だった。ベルボトムジーンズは必ず長めにして、靴が隠れるぐらいにしておく必要がった。普通に歩くとジーンズから5㎝ぐらい下の靴が見えているというのがかっこよくベルボトムを履くこつだった。よく京都に来たばかりの学生でファッションというものをよくわかっていない者が寸足らずのベルボトムジーンズで靴を丸出しにして歩いているのを見かけたが、こういう人種を総称して「〇〇ルック」と馬鹿にしたのを思い出す。ちなみに〇〇というのはその田舎者が多かった学校の住所を指していた。当時の私は西城秀樹とほぼ同じぐらいのスタイルで、181㎝x59Kgぐらいだった。最も細いジーンズを履いていた時はウエストは76㎝だった(多分女性用だったのではないだろうか?)その後体重は増えに増え、現在は少し減ったとは言え、まだメタボリック症候群を脱するかどうかというレベルだ。そうやって考えると、あの時代のファッションを上手に着こなそうと思うなら相当の肉体改造をしないといけないことになる。その後このベルボトムジーンズのファッションは姿を消し、ほとんど見ることは無くなった。ジーンズの裾はどんどん細くなり、逆に足が通らないほど細いものや若者からおじさんまで履けるようなストレートジーンズが店に出回るようになっている。またあのストイックにしないと履けないジーンズ時代はやって来ないのか?

一世を風靡したベルボトムジーンズ