商売で行った国1:UAE

 アラブ首長国連邦(UAE)へ行った。元々日本で生産しているニッチな製品の中にイスラム教の建築物につかわれる素材があった。イスラム教は世界の1/4の人口を占める人が信仰しており、その潜在規模は膨大であると考えた。イスラム圏として我々はすでにマレーシアに生産拠点を立ち上げていたが、マレーシア政府とこの素材の販売の可能性について検討を始めていた。こんな事からこの素材の拡販を進めるべく「イスラムプロジェクト」という名前のプロジェクトを立ち上げ、その一環でイスラム圏として最も販売が進んでいるUAEを視察することになった。日本からエミレーツ航空で首都ドバイまで行った。客室乗務員の女性はエキゾチックでクレオパトラを想像させた。通貨はディルハムという初めて聞くものだった。空港に迎えにきたドライバー兼担当者はインド人だったが、聞くと人口の30%がインド人で占められているとの事だった。現地の商社のトップもインド人であった。UAEは高層ビル群で有名で、世界で最も高いブルジュ・ハリファをはじめとして船の形をしたブルジュ・アル・アラブなど不思議な景観を楽しむことができた。市内を通過してからUAE内をベンツのSVで視察したが、気温は真冬に行ったが30℃を少し超えるぐらいで、真夏時は50℃近くなるという。道中は砂漠ばかりで、ラクダの姿も見ることができた。それにしてもこんな道で車が故障したら死活問題になると思った。夜は市内の有名なホテルでマトンメインのうまい料理でアラビアンナイトを楽しんだ。ただこの国のドバイの中心は金さえ出せば快適だが、とても田舎の砂漠地帯に住むのは私には無理だと思った。

奇妙なビルが立ち並ぶドバイ市内

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA