To do listに基づいて仕事する

 新入社員はメモを取って指示を忘れないように指導される。そして同時期に「今日やらないといけない仕事」や「納期が決まった仕事」を自覚しながら生きていかないといけない事を認識する。私の場合はメモ帳に「明日やらないといけない仕事」と「近日中にやらないといけない仕事」に分けて、その仕事が終わると横線でその仕事を消し、新たに追加された仕事をリストの下に書いていく。そして頁が横線で汚くなってしまうと、新たに違う頁にリストをリニューアルして「何とかやるべき事が大体できたなあ」と自己満足するのだった。ところがよく納期に間に合わない仕事をしている人を見かけると、人によってはこうした「すべき事リスト」を準備していない人もいるのかと思った。部下ができるようになると、老婆心でこの「すべきリスト」をちゃんと更新しているのか聞いてしまうこともあった。ところがこうした行動は万国共通だった。外国企業の買収に関する仕事に携わった時に、「今週のTo do list」というものが書かれていた。多分緻密な業務実施のためのツールであり、私がかつて書いていた「リストを並べる~終わったら消す~新たな項目を追加する」といったものでなく、To doのために5W1Hでどうするのかまで記入するように作成されていた。現在私は定年退職をして週3回のバイトをしながら暮らしているが、たとえこのようなシンプル生活であっても、仕事をする時のTo do listと仕事のない時のTo do listを書き出して、できるだけ自分が意味を持って生きていることを明確にしようとしている。こうしたlistは「自分のため」や「家族のため」という使命感にもつながる。

To do listに基づいて仕事する

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