元気をくれる人、取る人
長らく会社にいると自分に合う人と合わない人がいるのを実感するようになってくる。どう合う合わないというのは難しいが、私の中での解釈は「元気をくれる人=合う人、元気を取る人=合わない人」と考えるとわかり易い。元気をくれる人としゃべっていると話題がいくらでも膨らみ、何をしゃべっていても楽しい。そして時には軽い雑談を通して重要な仕事のヒントを得ることがある。そしてそんな事が何度も起こるような人の中から、私は「自分の仕事の片腕」となる人を見つけてきた。だいたいの場合、こうした人は相性の良い人で第一印象でこの人とはうまくやっていけそうだという予感を感じるものだ。一方この逆で元気を取る人がいる。何かの問題解決をしようと思ってその人と話をしてもなかなか妥協点が得られず話をすればするほどいらいらしてくる。そしてそのうちに先ほどまで自分の中に芽生えていたアイデアとか方向性がその人と話をするうちに萎んでしまいどうでもよくなってしまう。私は個人的に社内で仕事をする人とは仕事外でも結構交流することが多かったが、付き合う相手は主として「元気をくれる人」だった。「元気を取る人」と社外で付き合う場合、自分の中の第6感がささやき「この人とはあまり外で深く付き合わない方が良い」と教えてくれる。特に私が苦手だった人は、だいたい自己主張が強く意見が柔軟でなく議論が進まない人が多く、話せば話すほど私自身が疲れてしまい、最後はその人を避けることで二次的な被害を避けることになった。結果として私が苦手な人は私以外の人とも合わず、会社の主流から遠ざかっていってしまった。

できるだけ元気をくれる人と付き合うようにした