ギター弾き方色々1
ギターの弾き方にも色々ある。クラシックギターを弾く人は大体指で弾く。そして親指、人差し指、中指そして薬指を自在に使って色々な音色を作り出す。親指はほぼベース音を弾くのに使われる。一発親指でドーンというベース音を鳴らしてから残り3本の指でメロディーに入るというのが一般的な弾き方で、これはフォークソングで和音をアルペジオ奏法で弾いたりツーフィンガーやスリーフィンガー奏法で弾く場合も同様である。またクラシック音楽の中で大変美しい音色にする奏法としてトレモロ奏法というのがある。これは同じ音を人差し指、中指、薬指で一挙に続けて弾く奏法で何とも言えない郷愁を感じる音を作り出す。この弾き方で有名なのが昔一世を風靡した「禁じられた遊び」のテーマだ。またフォークソング~ロック~フュージョンなどのギターを弾く人は主としてピックを使って演奏する人が多い。ピックは和音を使ってバッキングをするには適したツールであり、一人でギターを弾いて歌う時もピックを使うとスムーズに演奏することができる。また最近はギターを打楽器的に使用する奏法も結構見られる。ギターは本体を軽く叩くだけでちょっとした残響音が出るが、これをうまく使ってリズムと和音の両方をギターで作り出している。またチューニングを変えて面白い音を作り出す試みもよく聞く。例えばボトルネックという金属やガラスのパイプを弦にあててスライドする奏法では開放弦で弾くとCやDの長調の音が出るようにセッティングしている場合が多い。このようにギターの弾き方は年々変化している。まだまだ新たな変化が起こっていくかもしれない。

ギターの弾き方も色々ある