私も経験した接待費の無駄遣い

 会社に長くいるといわゆる使途不明金といった目的がはっきりしないお金が発生することがある。その中でも特に多いのは「接待費」というやつである。接待費というのは大体客先を含めた自分たちのビジネスがうまくいくようにしてくれる人たちへのお礼の気持ちを込めた飲食や贈答品などを指す。ところがこれを拡大解釈して社員同士のために使う場合が起こる。これは本来の目的からは逸脱しており、傍から見ていると「社員同士で飲食を楽しんでいる」とか「あんな高級な店に社員だけで通っている」とかいった陰口をたたかれることもある。しかし接待をする側である人から見れば、これは立派な理由があるようである。本来ビジネスがスムーズに進むためにはいわゆる「利害関係者との良い関係」が不可欠になる。この利害関係者とは誰かというと、営業関係なら客先が、工場などでは税制優遇を含めた便宜を図ってくれる行政や事業活動を温かい目で見守ってくれる地域住民がいる。また権威のある業界に保護されているなら業界や協会も重要な利害関係者になる。そして同様に円滑な事業活動を推進してくれる社員も「円滑な事業活動のための」重要な利害関係者と言えることになる。こんなことから「社員同士の一杯飲み」も時には必要だという論法が成り立つわけである。私も時には営業の人に「社内接待」を受けたこともあったが、今から思うとやり過ぎではなかったかと思うこともあった。また私自身も外国に駐在した際に日本から来た社員の人に対して結構ハイレベルな接待をしたこともあった。しかしそれにしても「綺麗なおねえちゃん」のいる店の2次、3次会は不要だったとは思うが・・

はたして社員同士の接待はビジネスに有効?

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