エルビスやブルース・ブラザーズのイントロ

 エルビス・プレスリーと言っても今の子供はどんな人かはイメージが湧かないと思うが、いわゆるアメリカの「スター」と言えばこの歌手を選ぶ米国人も多いのではないだろうか?彼の有名なステージ服と言えば、腕を横に伸ばすと腕の下から鳥の羽のようにひらひらした飾りがついた服が有名だ。このファッションは日本でも「にしきのあきら」と言う人が真似をしている。彼は年を取ってから昔スターであったことを敢えてこのファッションで自虐的に見せて笑いを取っていた。このプレスリーが入場してくる際に、特別な曲が使われた。この曲はいわゆる早めのロックンロールのリフを使った曲で、彼の入場を一気に盛り上げるのに効果があった。一方エルビスから20年ほどして同様な曲を使ったのはブルース・ブラザーズだった。彼らはエルビスよりさらに工夫をした盛り上げ方をしていた。最初はリズム陣だけが演奏して、ナレーターが彼らの紹介をする。例えば「アトランタの皆さんこんにちは。今日皆さんには、イリノイ州のロックアイランド、シカゴからやって来た素晴らしいバンドを紹介します。」といった感じのナレーションだ。その後にホーンセクションは入り、一気に盛り上げるとブルースブラザーズのメインボーカルの二人が登場する運びになる。この二つの入場曲は私の中にずっと残っていた。いかにカッコよくフロントメンバーを浮かびあげさせるか?いかに自分たちを似非?スターとしてステージの上でカッコつけるか?この2つの重要ポイントはリーダーである私の仕事だった。そしてこの作戦通りに進む曲をせりふ日本語版、英語版でつくり上げることができた。

かっこいいイントロ曲がステージを盛り上げる

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