色々悪くなる体1

 誰しも年を取ると体に問題が発生する。私にとっての体の問題の予兆は血圧だった。それまで健康診断で一度も引っ掛かったことがない血圧で引っ掛かったのは46才ぐらいの時だった。いつものように血圧測定をしてもらうと、「少し休んでしっかり深呼吸をして下さい。もう一度測定します」と言われた。突然のことで何があったか聞くと、少し血圧が高いとのことだった。そして以後数年していやいや薬を飲むようになるまで、毎回高血圧で異常が見られるようになった。そしてそれからは中性脂肪、尿酸値、高脂血症などいわゆる成人病で次々と異常がみられるようになった。(一時期は検査項目の30%ぐらいで正常値から外れるようになった。正常値の規格が厳しすぎるのではないかと文句を言いたくなる時期もあった)思えば当時は毎日が難しい判断をしていかねばならないきつい仕事を受け持つ立場であった。仕事柄週に2~3回の利害関係者との宴席への出席があるのが普通で、かつ個人的にもストレス緩和から家庭で飲む酒量も増えていた。知らぬ間に腹回りは95㎝を越え、体重も増えていった。一応規則正しい運動を心掛けなさいという指導もあり、会社の休みの日には散歩をするようにしたが体重は増える一方だった。そしてマレーシアへの駐在生活の途中に受けた日本での診断で心房細動が見つかり、生まれて初めての外科手術というものを受けた。会社員時代はこのあたりがピークで、以後欧州~米国での駐在生活はアジアほど多くの宴席もなく比較的健康に過ごせた。帰国後は子会社で3年過ごしたが、こちらも宴席は少なかった。測定値も数項目が外れる程度まで健康は良化した。

中年になり色々な生活習慣病が顕在化してきた

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