ルビーフォールで「日本人」を感じた
米国からの帰任が決まり、最後に米国の思い出作りをしておこうと10日間のドライブ旅行に出かけた。10日間と言っても私のように長距離ドライブに慣れていない者にとってはアメリカ横断のような派手なドライブ旅行は無理なので、南部の数州を少しずつ回りながら大都市のヒルトン系のモーテルを使うことにした。ヒルトン系のモーテルを選んだ理由はやはり大都市でどんな危険に合うかもしれない外国人にとってこうした比較的ハイレベルなホテルが安全だと思ったからだ。ちなみに価格は80~120$だった。私の旅は大都市の博物館や美術館は決まっていたが、それ以外は前日に明日行く予定の道中の地域からグーグルで見た「Sightseeing near here」で観光地?を調べ、気に入った場所があれば敢えて行ってみるというやり方だった。(このやり方は土日の空き時間にどこへ行くか決めるやり方でほとんど苦痛を感じない方法だった) この方法でルビーフォールという場所を見つけた。アトランタからナッシュビルへ行く途中にチャタヌガという土地がありここの山の中に幻想的な鍾乳洞や滝があるとの事だったので行ってみることにした。設立は1929年のようで何かの目的で人造の滝が地下に作られていた。入口から地下まではエレベーターで行き、その後往復で1Hr程度の散歩をしながら鍾乳洞や滝を見た。途中休憩でガイドさんが色々話をしてくれたが、皆に「どこから来たの?」との質問があった。皆が「カリフォルニア」とか「シカゴ」という中で私が「ジャパン」と言ったら小さな歓声が上がった。こんな田舎にも日本人は行くぞという自負を一瞬感じた。

「どこから来たの?」と言う観光ガイドに「日本」と叫んだ。愛国心が。