マレーシアの自然2

 私は子供の頃野山をかけまわって昆虫採りをしていた。そうした経験からマレーシアでも自然を観察する癖がついていた。そういう意味ではマレーシアの自然は1パターンが多かった。ほとんどの土地はジャングルかジャングルを切り開いた土地であり、土の色はほぼ赤茶色であった。そしてその土地にはバナナやマンゴスチンといった果物が普通に生えていて誰でも簡単に取ることができた。こうした地域で売っているバナナやマンゴスチンやパパイヤの値段は普段道でもぎ取って食えるような環境であるため、ただみたいに安い。マラッカの市場に売っていたマンゴスチンは両手に抱えられないぐらいの束で2RM(当時のレートで60円ぐらい)の価格だった。またスーパーで売っているマンゴも大体6~7RM/個(200円)ぐらいだったが、これが日本の宮崎で育てた形の良いものを買うと数1000円/個になるわけなのでびっくりしてしまう。果物以外でマレーシアで観光客に有名な自然としては蛍鑑賞がある。私も何度か日本から来たお客さんの案内で出かけたが、セランゴール川の周辺にホタルが密集している地域があり、船でそのホタルを見に行く。まず夕方ごろに現地に着くと、そこで海鮮物の夕食を食べることになる。勿論ビールやワインを飲みながらだ。そして幾分ほろ酔い気分になった頃にはあたりは真っ暗になっている。そして月夜の晩に静かにセランゴール川に出て、ほたるがいそうな岸辺を順番に回っていく。初めてこのツアーに参加した時は、少し幻想的な感じがして気分は良かったが、何度も行くとただのクルーズと変わらず大したことはないと思ってしまう。

マレーシアの田舎に行けばいくらでも自然の果実が無料で食える

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