ホンマにアメリカ人になった娘
2017年頃次女がアメリカに嫁いだ。年頃の娘だけに急に良い縁がめぐってきて結婚したいと言ってきた。相手は外国人だけどどうだろうか?と少し心配げに電話してきたが、私はあまりそういう事に抵抗はなく、またこういう時代なので国際結婚も十分あると考えていたので喜んで祝福した。ただ結婚式は日本でやることになり、相手のご両親も日本へやってくるので準備もしないといけなくなった。私は海外駐在員という身なので、1チャンスで時期を決めて対応した。そしてその後娘がアメリカへ嫁ぎ、色々な問題を乗り越えて幸せに暮らしているようだった。車の免許を持っていなかった娘は最初の1年は家に猫2匹と一緒に引きこもっており、このままではノイローゼになりのではと心配していた。しかし意を決して免許を取り、それからペットショップでアルバイトをするようになった。私も現在インカムをつけて店で仕事をしているが、インカムで聞くネイティブの英語はさぞ聞きにくかっただろうと察する。まず車に乗れることは米国人である最低条件だと思う。とにかく電車やバス網が構築されていない米国の田舎に住むには車なしには成り立たない。そうこうするうちに娘たち夫婦は旦那さんの仕事の都合で他の州に引っ越しをした。ここで娘は正社員の口を探していたが、ある倉庫会社に就職することができた。また同時期にフォークリフトの免許を取った。今は幸せに暮らしているが、いつ何時独り立ちをしないといけない時が来るやもしれない(勿論ない事を祈るが・・)手に職があるという事は独り立ちできる。娘は車と職を手に入れ、独り立ちする真のアメリカ人になった。

どや顔でフォークリフトを運転する米国在住の娘