海外でお世話になったアジア系レストラン
異国で一番に大事な事の一つが食生活の安定だ。まず異国の地に着いてしばらくは何もかも知らないものばかりでどのように行動したら良いかもわからない。そういう時に一瞬飯を食って落ち着くのは何よりの幸せである。腹が一杯になると今後やってくるであろう種々の心配事にも立ち向かって行けそうな気がする。住む所が決まるとまずはスーパーなど食品が買える場所を確保し、徐々にインフラを広げていくが、家の中だけで飯を食っていると変化が少なく飽きてくる。そしてついには外食をしようということになる。私が比較的安易に使用することができるレストランはアジア系のレストランだった。まず万国共通でどの国にも存在する中華系レストランがその代表である。マレーシアでは中華系はそこそこ存在感を持っていたが、欧米では中華系レストランは一つ低いランクに位置付けられている感じで、そういう意味では気軽に入れた。店内で食うもよし、持ち帰りで買って帰るのもよしである。欧州のレストランは一人ではいりにくく、米国の西洋料理レストランも一人で入る場合、カウンターに座って寂しく?食うのが礼儀となっている。一方アジア系として同様なレストランとしてはタイ料理やインド料理もある。特にアジア系が便利なのはXマスのような祝日で、欧米系レストランが閉店でも開いている場合が多く、私は大変助けられた思いである。勿論日本人である私が最も得意とするのは日本料理屋である。ただ欧州でも米国でも多かったのは寿司屋や鉄板焼き屋だった。鉄板焼きは欧米人から言わせると「和風ステーキ」のようで別名Hibachi(火鉢?)と呼ばれていた。何やそれ?

米国でお馴染みの日本食「鉄板焼き」