沢田研二75才コンサート満員
ジュリーこと沢田研二が75才でコンサートを行いホールを満員にした。グループサウンズ時代はタイガースのメインボーカルとして、そして独り立ちしてからは毎年のようにヒットソングを生み出すスーパースターだった。ファッションリーダーでもあり、その奇抜な衣装を見事に着こなす姿はまさに昭和歌謡曲の王者としての貫禄さえも見られた。しかしそのジュリーもさすがに60才ぐらいを境にテレビ界に出ることは少なくなった。時々昔のタイガースのメンバーとコンサートを開くという話ぐらいが伝えられるだけだった。体型も昔はすらっとして裸の上半身も美しかったが、最近はすっかり太ってケンタッキー店のカーネル・サンダースのようになったのが時々週刊誌で報じられていた。そのジュリーが75才でコンサートを開いた。コンサート名も「まだまだ一生懸命」と気合が感じられるものとなっていた。映像で実際のコンサートを見たが驚いた。体型はすっかりおっさんで白髪を振り乱して歌っていたが、その声は往年とほとんど変わらず、特に高音を歌う時も昔と同じキーで歌っており素晴らしいと感じた。また時おり激しい曲が始まると、ステージを縦横無尽に走ってみせた。さすがにかっこいい走者とは言えないが、走りながら歌う間も息が切れるそぶりを見せなかった。また選曲は昔のヒット曲ばかりでなく、最近作った歌も多く選ばれていた。毎年新曲を作り続けているらしい。こうした姿を見ようと、昔の60代70代のファンばかりかZ世代の若者まで見に来ていた。まさに今も昔もスーパースターのジュリーだった。私より8才も上。私は75才の時どうしているだろうか?

75才でもコンサートを開くジュリーこと沢田研二