オランダぶらぶら3:風車の村ザーンセスカンス

 日本人がオランダと聞いてイメージするのは風車とチューリップではないだろうか?私もオランダに赴任したら、一度は風車とチューリップは見ておきたいと思っていたので、駐在員3名で風車~チューリップ見学会を開催した。チューリップで有名な場所はキューケンホフ公園一択であった。この公園はアムステルダムより若干西南に位置している。一方風車村は最も有名なのはキンデルダイクという村となっていた。しかしこの場所はキューケンホフよりさらに南にあり、まだ運転が不慣れな欧州初級の駐在員にとっては相当な長距離ドライブになってしまう。風車村はもう一つ存在していてザーンセスカンスという村がかなりの風車を保存しているらしい。この村はアムステルダムの北西部に位置していた。そこでまずキューケンホフ公園でチューリップを見た後でこのザーンセスカンスに行くことにした。さすがに本家キンデルダイクほど有名ではない風車村のようで、途中もそれほど混むこともなく比較的スムーズに現地まで運転することができた。風車はザーン川の両側に20ほど設置されていた。どの風車もまだ現役として使用されており、製粉、製材、製油などに使われていた。風車の中は風車が回るたびにギシギシという木製の歯車がかみ合う音がして結構迫力があった。なかなか趣があって良いと思っていたが、現地のガイドさんがこの風車を「旧型風車」と言っていたのが面白かった。というのも日本ではほとんど見られないが、オランダでは多くの土地にいわゆる再生エネルギーの代表格の風力発電が行われており、これが「新型風車」という訳だ。

オランダの田舎の代表的景色風車

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