オランダぶらぶら4:チューリップ公園

 オランダと言えばチューリップというぐらいチューリップで有名な国だ。空港でもチューリップの球根が売られており、買って帰って母国でチューリップを育てた人も多いのではないかと思う。実は私もオランダに住む前に、2000年代の初めに別の商用で欧州に出かけたが、その際に時間待ちのオランダスキポール空港で球根を買ったことがあった。しかしいつ植えたら良いかの理解がなく、結局花が咲かずじまいで終わってしまった経験がある。正しいチューリップの咲かせ方をネットで調べると、初冬の寒い時期に球根を植えると4~6月頃には美しい花が咲くようである。ところでオランダの街を歩いていてもチューリップをさほど見ることはない。チューリップでオランダが有名になった理由は世界的にも有名なチューリップ公園があるからではないかと思う。このチューリップ公園の名前はキューケンホッフ公園と言い、欧州のあらゆる地域から観光客が見に来る場所である。我々駐在員も早くからこの公園に花を見に行きたいと思っていたが、なにせ赴任時期が夏の終わりで、それから長い暗い冬を過ごしてようやく春が来るまで欧州の良さを感じることができなかった。ようやく春が訪れサマータイムになり夜も長くなった時点で、ドライブツアーを計画した。公園はアムステルダムから西南の方向にあり、我々が住む北部の街からは数時間のドライブで道に不案内な駐在員にはちょうど良いドライブコースだった。公園は活気にあふれ大勢の観光客でにぎわっていた。一体何本くらいのチューリップがあるのか数えようもなかったが、延々と続くチューリップ畑の絶景に圧倒された。

オランダを代表するチューリップの公園、キューケンホフ

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