嫁いだ娘から聞いた米国事情2

 現在私の娘は主として倉庫内の物品の入出庫管理をしているが、主に倉庫内を歩き決められた物が入庫されているのか、決められた通りに客先に届けられるようになっているのかを確認する仕事だという。現在の仕事においてストレスを感じることはほとんどなかったとのことだった。それは仕事自体が標準化されており、より高度な仕事や期待以上の仕事をする必要がないし、提案をしても評価されないからだ。したがって新たな仕事を言われたり、チャレンジを期待され、それがうまくいかないために悩んだり、新たな仕事を行うにあたり人間関係に悩むこともない。ただ英語については訛りやアクセントが違ったり、インカムを通してうまく聞き取れなかったり少し苦労することもあるようだが、そのために仕事に支障が起こることはないとの事。一方ホワイトカラーはそういう意味で種々のストレスにさらされるようだ。娘の旦那さんは有名な州立大学の自然科学系学部の修士課程を卒業したエリートであるが、現在勤める会社では化学系の研究所のリーダーを務めている。そして時として高学歴の部下の指導やマネージメントに悩むことがあるという。特に実務を円滑に進める上で種々の人間関係に悩むことがあるようだ。思い起こせば私自身も欧米の会社で人間関係のストレスを感じることが多かった。欧米人は納得しないと動かない。言う事を聞かない欧米人をいかに納得させて目的とする仕事をやってもらうようにするかに明け暮れたイメージが強い。時には自身の英語能力の不足も含めて会社に行く前に吐きそうになりながら車に乗ったのを覚えている。

娘の職場。Hourly worker職場は白人が少ない。

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