嫁いだ娘から聞いた米国事情3
米国は「同一労働同一賃金」と言われる。一方日本では同じ仕事をしても賃金は社員>非正規社員だ。娘はブルーカラーとして採用され、時間給で賃金をもらっていた。そこで賃金事情について聞いてみた。ちょうど米国はインフレが強まり労働者の確保が難しくなっている時期だったので、給与は上がっていた。最初のペットショップではアルバイトで12~15$(当時の為替レートで1300~1600円)の時給をもらっていた。これに比べて同時期の日本のアルバイト社員の最低時給は850円だった。よく日本ではアルバイト社員が正社員と同じ仕事をしても随分低く抑えられると聞くが、その点米国はフェアーな賃金体系になっているように思った。ただボーナスだけは正社員があって、アルバイト社員はもらえないとの事だった。また転職についてだが、日本では転職は大変困難でかつ給与ダウンする場合が多い。一方米国では前の会社で働いた経験が新たな職場での付加価値として加味されるので、転職すると次の会社ではスタートは少し上がり16$からスタートだったとの事。2年経った現在は、パフォーマンスも加味されて18$近くなっているとの事だった。ブルーカラーの給与交渉はあまり複雑でなく、1次2次評価面談ともに5~10分程度だったとの事。ただ現在彼女は結構真面目に仕事をこなすが故に色々な社員から頼られ、少し困っているそうだ。産休をする女性社員のために未経験の業務を与えられたり、そのために古参の社員から嫌がらせを受けたりするという話を聞いた。少しずつ彼女の仕事も人間関係を気にするハイレベル?な仕事になってきたのかな?

生活向上への時給アップは常に嬉しいものだ