映画ブルースブラザーズ

 ブルースブラザーズという映画を見た。ストーリーはジェイク・ブルースとエルウッド・ブルースという前科者の兄弟(ブルースブラザーズ)が大金を必要としたことから、以前やっていたブルースバンドの再結成を行う。そして最後は警察と大乱闘を繰り広げるというミュージック映画であると同時にアクション映画でありエンタメ系映画でもある仕上がりになっている。本来ブルースは決して明るい音楽ではないが、この映画は一挙にブルースを陽の目を見る?メジャーな音楽に押し上げたと言える。映画の中には多くの有名ミュージシャンが出演している。兄弟にブルースバンドを再結成しなさいという天啓を与える牧師としてソウル界のキング、ジェームスブラウンが、楽器屋の主人にはジョージア州歌にもなった「ジョージア・オン・マイ・マインド」で有名なレイ・チャールズが出ている。またブルース・ブラザーズバンドにはギターのマット・マーフィーをはじめ超強力メンバーがバックバンドを構成している。舞台となるシカゴのダウンタウンの風景ではブルース界の大御所ジョン・リー・フッカーが演奏していたり、若き日のソウルの女王アガサ・フランクリンがソウルフードレストランの女主人の役で出ている。このように当時としてはソウル界、R&B界、ブルース界の黒人音楽の超有名メンバーがこの映画を後押ししているのが印象的な映画だった。なお2作目も作られ、エリック・クラプトンやBBキングなどの大物がゲスト出演しているが、すでに兄ジェイク役のジョン・ベル―シが亡くなっており、ブラザーズとしての面白みに欠けるということで続編が出されなかったのは残念だ。

ブルース音楽を一躍有名にした映画「Blues Brothers」

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