欧州での余暇の過ごし方

 欧州人の休みの過ごし方というのをテレビなんかで見ると随分のんびりしており、日本人とは随分違うなあと思っていたが、実際自分が欧州に住んでみて感じたものはまさにテレビで見る欧州人の余暇の過ごし方に近い物だった。基本的に駐在員も週末を意識して金曜日を迎える。会社に来る時間は他のウイークデイと変わらないが、帰る時間は何となく早くなる。例えば普段7時から4時で私は仕事をしていたが、金曜日は3時頃には帰り支度を始めるというものだ。そして少し早くコンドミニアムに帰ると、翌週に出張などの特別の予定がなければ土日の作戦を立てていた。元々じっとしていられないので、どこかへ出かけるが、欧州は街並みが信じられないぐらい美しくかつその街並みが季節ごとに大きく変貌するという特徴がある(少なくとも私が住んでいたオランダ北部の街では)それでたまにはドライブもするが、多くは朝から街まで歩いて四季折々の街並みを眺めるというのが多かった。欧州の街はどこでも市場が開かれており、フレッシュな野菜や海産物を買うこともできたし、珍しい民芸品を見つけることもあった。そしてひとしきり街を探索して少し疲れたら、気兼ねすることなく一人で入れる「マクドナルド」に入って食ったり、近くのコンビニやアジアレストランで弁当やビールもしくはワインを買って、景色の良い場所で一人飯をしながら本を読んだりして軽く酔っぱらうことが多かった。また猛烈に腰や背中が張ってつらい時は地元のマッサージ屋さんにいってもんでもらうこともあった。わずかそれだけのことでも非常に有意義な一日を過ごしたと感じた欧州の休日だった。

欧州での週末は自然を見ながら散歩をして過ごした

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