柳ジョージを演奏した時代

 柳ジョージという歌手がいた。彼は確か60才代に亡くなってしまったので私の年代でもよく知っている人は少ない。何かアメリカの田舎町の風景が浮かんできそうな曲を何曲も作った人だ。このブログでも書いたが、私は会社に入って5~6年してから突如バンドを結成して演奏を始めた。当時会社には若手が作ったヘビーメタルのバンドが存在していたが、あんなうるさくて何を歌っているかわからんような音楽は聴いてられんと思い、彼らと対極にある女性3人をフロントにした芸能系バンドを作った。その後若手バンドはバンド内不仲となりしばらく活動を中断していた。どうやらバンド全体としてヘビーメタルがやりたかった訳ではなく、リーダーのギタリストの強いリーダーシップ?でヘビーメタルをやらされていたとの事だった。その後彼らから私の方に打診が来た。「あらためて若者のバンドを組みたいが、リードギターの人と仲たがいをして今若いリードギターを養成中だ。ついてはRainさんに一部ベースとリードギターを助けてもらえないか?」というものだった。当時私は「若者のリーダー」を自負しており彼らのリクエストに可能なだけお付き合いしようと思った。そして彼らが持ってきた曲が「柳ジョージとレイニーウッド」というバンドの曲だった。曲調はカントリーとブルースを混ぜたようなものが多くすぐに親しんで演奏することが可能だった。演奏曲は大ヒット作「雨に泣いている」をはじめ、「Fenceの向こうのアメリカ」「青い瞳のステラ」などだったが、リードギターの部分ではエリック・クラプトン系のロックブルースの基本演奏を説明させてもらった。

和製クラプトン?柳ジョージ

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