アメリカを感じる上がり下がりの多い道路
アメリカで最も特徴的な道路と言えば真っすぐで両側が開けた道をイメージすることが多いが、それに加えてその道が上ったり下がったりしているものをよく目にした。イメージは山道ではないのにどんどん道が上っていき、そして頂点まで来るとまたはるか先まで下っていくというような風景だ。地形を正確に理解していないので間違っているかもしれないが、いわゆる山を切り開いていくのではなく、もう少し低い丘が続くような土地を切り開いていくとちょうどこのような上がったり下がったりする道路になるのではないかと想像した。私は米国ではいつも朝4:30ぐらいに家を出て6時前後にこうした道を走っていたが、上りから下りに変わる際にはまだ暗い道から突然強烈な朝日が見え始め、また下りが終わり上りに入る際には朝日が消えて暗くなりまた頂点に近づくと明るくなるという大変差が激しい神秘的な光景に巡り合うことになった。こうした結構上下差が大きい小高い丘が続くような風景というのは日本ではあまり見られないが、何故かこういう風景を目の当たりにして「俺は日の丸を背負って働いている」という自負心を感じてしまった。ただこういう風景に合うバックグランドミュージックは日本の曲ではなく、米国の女性シンガーが歌う哀愁を感じさせるカントリーだったりするのが不思議だ。それまで日本以外では高い山が少ないマレーシアや、ほぼ国土すべてが水面下にあるというオランダの平坦な道しか見てこなかった私にはこの朝日が見えたり隠れたりする幻想的な?風景がとても素敵に見えただけなのかもしれないが・・・・

米国ではこのような上がり下がりの多い道に遭遇した