朝2度寝すると悪夢を見る
2度寝という言葉がある。一旦朝まで寝てまだもう少し寝る時間があるのでもうひと眠りすることを指す言葉である。昔は遅く帰宅してわずかな眠りの後、目覚まし時計にたたき起こされるが少しでも寝ていたいのでもう少し寝てしまうというパターンだった。今は少し違う。最近は大変健康的な生活をしていて早起きをする癖がついている。夏なら明るくなる朝の4時頃から目が覚めてしまうし、またトイレが近くなり夜中に何度か起きるようになり、朝方ならそのまま眠りにくくだらだらとふとんに入ったまま寝ているような寝ていないような時間を過ごすこともある。若い頃の2度寝は大変な危険をはらんでいた。2度寝した回数の半分くらいは遅刻していたと思う。つまり「すきっと」起きられない寝方をしていたのだろう。一方年を取ってからの2度寝もあまり良い寝覚めではないように感じる。遅刻の心配などはないが、2度寝している時にはほぼ100%悪夢を見るようになった。何かに追いかけられていたり、不運が次から次へと現れてくる。特に多い夢は会社員時代の失敗の夢である。何故こんなに失敗するのかとやること成すことすべてが失敗に終わる。先輩には怒られる、部下には怒られる、得意先の人から電話はかかってくる、良いことなしだ。目が覚めてほっとする。ああもうこんな苦労はしなくても良いんだと。学生時代の夢も見る。例えば何故か完全に理解していたことが全くわからなくなり、試験の失敗の連続を経験するというような内容だ。目が覚めると本当にほっとする。試験も受けなくても良いのだと。いわゆる逆夢なのか?

年取って2度寝すると悪夢を見るようになった