色々な人種に散髪してもらう
海外で困ったのは散髪だった。どういう髪型にしてくれとかヘアクリームは何にするとか染めてほしいとか要求は色々あるが、はたして日本の散髪屋さんのようにこれらを一時に満足する店があるのかという不安があった。幸いマレーシアではコンドミニアムの中に美容院があり、親切な中国人のおばさんがカット~髪染めをしてくれた。またコンドには日本人のお客も多く、日本人の好みも理解してくれていたのであまり特別な注文をする必要もなかった。次にオランダに移ったが、散髪屋はあるが随分高級なイメージがあった。髭を生やしたかっこいいオランダ人がやっているカットハウスは料金が50~80€でイメージは10000円の感覚だった。私のようにいい加減な散髪をするのに10000円は高いと思い街をさまよいながら散髪屋を探していると中国人の散髪屋があった。料金も20€とほぼ日本の感覚に近いものだったのでここに入った。ところがあまり英語が通じず本当に私が期待する髪型になるのか心配したが、案の定1回目は虎刈りのような頭になってしまった(日本でヨーロッパカットとひやかされたが・・)2回目からは馴染みになった中国マッサージの店の紹介で比較的上手な散髪屋を紹介してもらった。米国では1回目は黒人の女性がやる美容室~2回目は英語の通じないメキシコ人のおばちゃんがやる散髪屋~3回目はいかつい黒人のおっさんがカットする店など色々回った。最終的にはメキシコ人が一番合っていたのでここで決めて以後通った。最後はおばちゃんも私の事を覚えて愛想よくなった。いずれにしても散髪屋はその国の社会構図を見るのに適した場所と思った。

米国ではメキシコ人のおばちゃんに散髪してもらった