アルバイト収入は1ヶ月で使い切る

 会社員の頃は給料というのはすべて家へ持って帰り奥さんに渡すというのが当たり前だと思っていた。昔はお金の手渡しだったので薄い給料袋を毎月25日に持って帰ると、ささやかではあるが少しぜいたくな夕食が出てきてそれを食べるのが楽しみだった。そのうち給料はすべて銀行振り込みになり、家での給料袋手渡しの儀式もなくなった。人によっては給料口座を分けて多めに自分の小遣いをもらうよう操作していたが、私はそんな気転?がきかずそのまま全額を家の口座に入れていた。自分の小遣いはすべて家に入った給料から引いてもらっていた。極めて明朗会計だったと思う。こうして約40年私は家にお金が振り込まれてから自分のささやかな小遣いをもらうということを当たり前としてきたが、退職を機に考え方を変えた。現在アルバイトで7~8万円/月の収入と株式からの少額の配当を得ているが、これをすべて私が1ヶ月で使い切ることにした。これにはいくつかの理由がある。一つは年金という形で最低限の収入は約束されているので本来老後は年金でやっていくというはずだった。したがって余剰?収入であるアルバイト代はあてにする収入ではなく、一時的に私が得ているだけの収入なので生活の足しにすべき類のお金ではないと思った。またお金を一生懸命貯めてもお墓まで持って行けない。ならば悔いを残さぬよう今後残された人生を楽しむことに専念しようと思った。例えば月に一度はタイ式マッサージに行ったり旧友と贅沢な食事をするのに使うし、名古屋や岐阜に泊りでジャズのライブを聴きに行きバーボンを飲んで酔っ払う日を作るようにしている。

江戸っ子と同様「宵越しの金は持たない」人生を歩んでいる

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