ジャズバーに来る紳士たち

 定年してから時々音楽を聴きに行く時間を大事にしている。特に聴きたいジャズ演奏についてはなかなか田舎の街では聴けず、仕方ないので電車に乗って都会まで出かけていくことになる。都会のジャズバーに行くといつも同じ「おっさん」がジャズを楽しみに来ている。多分同じ人だと思うが、私と同じくらいか若干上の年齢の人がいつも来ている。彼らも若い頃から音楽好きで青春時代は音楽を演奏したり聴きに来たりしていたのだろうかと勝手に推測したりして楽しんでいる。私と同年代くらいの人は服装も似たような感じだが、私より若干年配と思われる人は所作が昔風?でかっこいい。まず服装の中に帽子がついてくる。あまり詳しく帽子のことは知らないが、いわゆる山高帽のような帽子をかぶってくる。またファッションもその帽子に合わせてなのか知らないが、ジャケットを着て店に入ってくる。多分昔は高級ジャズバーに行く際にはドレスコードのようなものがあって、ラフな普段着で行くのは禁止されていたのかと思うぐらいびしっと決まった格好でやってくる。そしてそういう人たちは飲むものも違う。私はもっぱらバーボンをグラスで注文するが、そういう年配の紳士たちは必ずマイボトルで注文する。何たって1ヶ月に10日?もジャズを聴きに来るのだから、当然ボトルキープというわけだ。それで常連を気取ることもできるということになる。最初はそういう光景を見てほほえましくも思ったが、最近は少しその雰囲気が鼻につくようになってきた。そういうメンバーのいないジャズバーに行く方が気分よく演奏を聴けるようになった。何故だろうか?

ジャズバーには常連のお洒落な親爺がいる

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