何ちゃってジャズライブ3(Dear old Stockholm)

 3回目のジャズライブは私の大好きな「懐かしのストックホルム」という曲を選んだ。メロディーは単純だが哀愁が溢れたものでどこかの民謡のようにも聞こえる。このメロディーの合間に特徴的なリフが入るという曲構成のものが好きだ。こんなリフをどうして考えついたのかジャズの天才たちの閃きに驚いてしまう。ジャズの名曲としてマイルスデイビス楽団やスタン・ゲッツで有名だが、個人的には私はバド・パウエルのピアノトリオの演奏が好きだ。若い頃天才と呼ばれたバド・パウエルはそのバカテクで当時のジャズ界で一世を風靡したが、その後アイデアに悩みご多分に漏れず麻薬に手を染めることになる。バド・パウエルのこのDear Old Sotockholmの演奏は、その頃の演奏でパリのスタジオで演奏されたらしい。かつてのような流れるようなピアノさばきは見られないが、その代わりにとつとつとした心から湧き出る味わいを感じ取れる演奏だ。私の演奏はそれに及びもつかないが・・・。

Dear Old Stockholm

麻薬中毒でありながら哀愁あるメロディーを弾くバド

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