OB会でＢ君に会った
Rain2回目のＯＢ会に出席した時に、現役のホスト側の立場のＢ君に会った。Ｂ君は昔私が会社でバンドを組んでいた時の2代目のドラマーとして一緒に演奏した人だった。当時は彼も若かったので、色々問題を起こしたこともあった。元々私が属していた組織で一緒に仕事をしていたが、あまり同僚と馴染めず色々な部署を転々としていた。その後数年してから彼がドラムを叩くことを聞きつけ、ちょうどバンド編成を見直す時期でもあったので彼をスカウトすることにした。彼は当時プロレスファンであり、奇抜なコスチュームのヘル・レイザーズというレスラーと似た化粧をしてステージに出ていた。その後同じバンドで演奏していた女性と仲良くなり結婚するというハプニングもあった。ただ演奏にムラがあり、上手くいかないと不機嫌になりなげやりな態度を見せることもあったので、難しい性格だというのがバンドリーダーとしての私の印象だった。そういう意味で彼は上手く社会人としてやっていけるのかという心配もしていた。そのうち彼は労働組合に移り、しかも書記長などの要職もやっているという話を聞き本当に良かったと感じていた。そうした中でＯＢ会のホストとして彼に会った。彼はホストの担当として壇上で堂々とした声で会を仕切っていた。宴会が進むうちに、彼が私のテーブルにも回ってきて昔懐かしい話に盛り上がった。奥さんは結婚を機にチェロを始めるという話だったがどうなのか聞いたら、もう良いおかあちゃんになってチェロはやっていないという話だった。仕事上で立派になった部下をよく見たが、音楽で私の弟子？だった人の成長を見るのも楽しいことだ。
悪役レスラーの化粧をした若き日のB君
