カルメンマキ
たまたまYouTubeでカルメンマキの演奏を見る機会があった。カルメンマキと言えば私が小学生の頃にテレビで見たギターを抱えて一人で歌う女性歌手の思い出しかなかった。「時には母のない子のように」という題名のその歌は静かな曲で心に染み入るような感じだった。そしてさらには歌い手であるカルメンマキさんはとても美しい女性で、子供心にこんなお姉さんが彼女だったら良いのにと思ったものだった。この「時には母のない子のように」はその後音楽の教科書にも載るぐらい当時は結構有名な曲になった。カルメンマキさんの歌う姿はその後テレビでは見ることはなくなったが、噂ではロック歌手に変貌したということだったが気にもとめていなかった。ところがYouTubeで見たカルメンマキさんはまさにロック歌手そのものだった。年齢は1951年生まれということだから、私より5才上なので昔の可愛らしい姿からは随分変貌していたが、ハーフ特有の美人であった面影は残していた。おそらく1970年代前半には多くの若者を引き付けたであろう過激な歌詞をシャウトする姿を何となくイメージできてかっこよかった。バンド名も当時のままの「カルメンマキとOZ」だった。(OZはオズの魔法使いから来た?)バンドメンバーはおそらく1970年代当時からのオリジナルメンバーも入っていると思われ、全体が真っ白になった長髪のギタリストがフェンダーのオールドギターを巧みに操っていた。私が学生の頃、少し年齢が上でバンドをやっていた人が今もステージで活躍しているのを見るのは楽しい。そう言えば先日80才ぐらいになった昔いけいけの上田正樹さんを見たっけ。

「時には母のない子のように」からロック歌手に変身したカルメンマキ


