ジャズ曲「バラ色の人生」、あなたは何色?

 以前に名古屋の栄のテレビ塔の横にあるLovelyというジャズバーで今岡友美&Dear Bluesというバンドの演奏を聴いていた。名古屋にはいわゆるライブハウス常連ミュージシャンというのがおられるが、その中でもこのメンバーはよくお目にかかる人たちだった。Dear Bluesというバンドは中島さんという美人ピアニストをリーダーにベテランベーシスト名古路さんとタイトなドラマーの山下さんのトリオバンドである。それに今岡さんという体は小さいが、情緒豊かで時には迫力ある歌声を聞かせてくれるボーカリストが華を添えていた。この今岡さんはMCが大変面白くて、毎回ライブではつい話に聞き入ってしまう。次の「バラ色の人生」という曲を演奏する前に、今岡さんは「さて皆さんの人生は何色でしょうか?」という問いかけをされた。メンバーのベーシスト名古路さんは、敢えて自嘲気味に「俺の人生は灰色だ」と言って皆を笑わせておられた。そうやって考えると私の人生って何色なんだろうなと考えていたところ、ステージの今岡さんから「あなたは何色ですか?」と聞かれ、一瞬ブルースをイメージして「勿論ブルースです」と言おうかと思ったが、「ゴールドだったら良いですね」とどうでも良いような返事をしてしまった。他には紫色と答えた人、黄色と答えた人などがいたが自分の人生が何色かなど考えたこともなかった。ただジャズライブという場は何かそういう自分のしてきた事を一瞬思い起こさせるような効果がある場である気がした。ミュージシャンが伝える物悲しいあるいは心を揺さぶるフレーズが私をついマジにさせるのだろうか?

私が生きてきた人生は何色だったのだろうか?

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