24Hr操業には大修理という宿命がある

 私が勤めていた会社は「24時間365日フル稼働」という稼働スタイルだった。言葉通り製造設備は一旦操業を開始するとある期間止める事なくずっと運転し続けるという意味だ。理由は扱っている製品の特性によるものだが、一旦設備を止めると次に動かすのに大変な時間とエネルギーと労力がかかるからだ。例えば現在はそうでもなくなったが、自動車の燃費というのはエンジンをかけて始動する時と、一気にスピードを上げるためにアクセルを吹かせる時に悪くなる。そして一旦正常運転になるとエネルギーはそれほかからない。私のいた会社では設備を立ち上げる際に猛烈なエネルギーを要するので、毎日電気を止めて帰る会社とは全く違うものだったし、また操業開始から1ヶ月ぐらいかけて正常運転にするが、この間大変な注意を払いながら正規状態に持って行く。この間一つ間違えば設備を破損させるような事態が起こり、そうなれば設備を止めて一からやり直しをするという大きなロスが発生する。さらに正常状態になってもそれからは24時間監視をしながら、人も交替で設備の管理をしていかねばならない。そして設備を一定期間使い終わると「大修理」という仕事が待っている。この時にやらないといけないミッションがある。何年も止めずに運転している間に生産にいくつも問題が発生するが、設備のどこかに異常が発生しているのが原因と考えられるが、その答え合わせは唯一修理中に設備を止めて中を覗いた時しかわからない。そしてその観察から何が起こっていたかを推測し新たな設備改善に生かすことになる。そしてまた長い長い答え合わせに挑むことになる。

24Hr操業する仕事は設備を止められず不良発生原因をつかみにくい

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