ドイツ:最低賃金2500円/Hr

 ドイツは欧州諸国の中でここ数10年の間大きな浮き沈みを経験した国である。発端は中国ビジネスの発展に手を貸し、国家として莫大な利益を中国ビジネスから得たという時代である。そしてさらには中国の「環境ビジネス」に呼応した方針に進む中で「原子力発電から風力発電への移行」や「電気自動車への移行」といったビジネスの方向性を変えてしまう大胆な決断を実行した。一時期この決定は新たな世界的な文明の方向を決めるものだと拍手喝采され、多くの欧州諸国の賛同を得た。当時日本に対して時代遅れだとの揶揄もされていた。しかしその後自然エネルギーや電気自動車に対して種々の問題点が指摘されるようになり、かつてのような利益を得ることが難しくなり、ついには方針転換を欧州の中で先陣を切って訴えるようになってきている。それを我々日本人はやや冷めた目で見ているというのが実態であるが。ところが一方ではドイツ国民は労働改革を行い、「少ない労働時間で高い生産性を上げる」という命題に取り組んできた国民である。したがって昨今のように国の財政が傾きかけていても簡単に「賃下げ」を行うような過去には戻ろうとしない。最近聞いた話ではドイツの最低賃金は2500円とのこと。日本は最近ぐんぐん上ってきたとはいえ、まだ1100円とドイツのほぼ半分である。さらに減税までする政策がもてはやされているとか。また昨今の米国の労働政策も似ている。日本はどうか?日本は失われた30年を乗り越えようやく経済が回復してきたと言われる。しかし実態は賃金が上がってもそれ以上に物価が上がるというジレンマに襲われている。よく見ると世界各国が同じ動きか?

為替もあるが、随分差がついた日本と外国の最低賃金格差

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