フリージャズについて

 フリージャズという言葉が流行った。ジャズは基本即興演奏だがすべてが「自由気ままに」演奏する訳ではなく、私の知る限り2つの原則があった。2つとは、①原曲のコード進行に合わせる②ミュージシャン同士で決めたリズムで演奏しリズムを無茶苦茶に変化させたりしない、であった。ところがフリージャズはこの原則まで崩してしまうという音楽だった。だから当初フリージャズが出てきた時には、評論家や専門家の中では良し悪しの議論があったようだ。じゃあ初めから最後まで各自が好き勝手に演奏していたら、音楽の持つ起承転結はどうするの?という話になってしまう。昔暗いジャズ喫茶ではフリージャズを聴きながら頭を振り振り音楽に酔いしれるふりをするお客さんがいたが、私はある面達観していて、「これは音楽におけるピカソみたいなもの」であり、世の中には「素晴らしい」と思う肯定派と「何を演奏しているのか全くわからん」という否定派がいるような音楽やと思うようにしていた。その頃フリージャズで有名なミュージシャンに山下洋輔がいた。この人は国立音楽大学を卒業したがその経歴にも関わらずフリージャズという「音楽理論のない?音楽」を演奏していた。彼の雑誌での対談に面白い記述があった。ルールがないフリージャズの始まり方と終わり方についてはどうするのか?という話だ。例えば山下さんがピアノの鍵盤の低音部を7回「ダダダ」の3連符たたくと終わるというような決まり事がやはりあるそうだ。またピアノ奏法には「目つぶし指攻撃」や「ひじ打ち」など多彩な技もあるそうだ。なんじゃこりゃ。あまりフリージャズは聞きたくないなあ。

日本でのフリージャズの開祖?山下洋輔さん。十分音楽理論をわかっている人

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA