移民政策が各国で問題

 私の子供の頃は「生活に困った難民を助けるのは先進国の務めだ」という風潮が流行った。そして飢えている民が多い国に対して救済運動が行われた。例えばアフリカの一部の地域で飢餓問題が起こると救援物資を送ったりする運動は行われた。バングラデッシュが洪水に襲われると、アメリカのフォークシンガーたちは救援コンサートを開いて義援金を募ったりした。また「We are the world」という歌で有名になったが、飢餓に苦しむアフリカの子供たちに対して米国のシンガー達が「USAID」という形で支援コンサートを実施したこともよく知られている。ところが昨今は状況が変化してきた。アメリカンドリームで各国の外国人を受け入れてきた米国は現在メキシコ側から流入する不法移民の防止にやっきになっている。高い壁まで作ろうとしている。また北アフリカの独立戦争後に発生した難民を受け入れてきた欧州は難民による多くの問題に悩まされている。現在米国とドイツの外国人比率はそれぞれ13%と17%だという。人口の1~2割が外国人であればもはや外国人問題は特別事例ではなくなる。こうした問題は実は大昔からある。4000年の歴史を持つ中国は何千年も前から周辺諸国との争いに明け暮れてきた。元々の漢民族はそのせいで非常に少なくなったとも言われる。そんな中国なのでモンゴルやウイグルの自治区では外国人に対して非常に厳しい管理を強いている。そういう中で日本も外国人問題に直面している。クルド人の周辺住民への暴力事件の多発、中国人の日本国の土地取得などジワジワと問題が顕在化している。

理想に燃えて進められてきた移民政策は今や岐路に立たされている

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