マレーシア人のバイクの乗り方
国によってそれぞれ異なる文化がある。日本人は家に上がると靴を脱ぐ。米国人の家は入ると皆土足で入るが、部屋が泥だらけにならないのか心配してしまう。特に雨の日なんかはどうするのかと思う。立派なマットレスが置いてある理由もよくわかる。食い方も各国各様だ。年配のマレーシア人は今でも手で食事をする。元々イスラム教やヒンズー教の教えでは左手は不浄な手で、右手だけで食べるという習慣がある事に起因しているとも言われる。日本人は寿司は手で食べるが、その他は大体箸を使う。欧米人はナイフ・フォークを使うが、欧州人は「肉を切りながら食べる」し、米国人は「切ってから食べる」と違う。このあたりはよく知られた話であまり驚かないが、マレーシアで最も驚いたのはバイクライダーの服装だ。今はかなり変化したかもしれないが、私がマレーシアにいた2010年代前半は、他の新興国と同様にマレーシア人の多くはバイクに乗っていた。(自動車は価格が高い。平均年収が50万円ぐらいに対して、1000㏄クラスの自動車の新車価格は200万円ぐらいで、一般人は簡単に自動車を購入する事はできない)日本人ならバイクに乗る時は、風をよけるために革ジャンとかライダースーツみたいなものを着用する。ところが年中夏のマレーシアでこんなのを着ていると汗だらけになる。それで彼らは代わりに雨合羽を着る。そして着方のポイントは前後を逆にして着る。つまり背中のボタンのついていない側を前にして着る。これにより風の通過が100%なくなる。ついでに急なスコールが降る時には反対にして雨除けをする事もできるという訳だ。生活の知恵か?

マレーシアのライダーに特徴的な「雨合羽の反対着こなし」


